米企業の社債保証コスト、3カ月ぶり大幅低下-CDS取引

1日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが3カ月ぶり の大幅低下となった。米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製 造業景況指数が製造業活動の予想外の拡大を示したことを好感した。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ14)のスプ レッドは、ニューヨーク時間午後4時56分(日本時間2日午前5時 56分)現在、5.4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 して109.1bpと、5月31日以後で最大の下げ。スプレッド低下は 通常、投資家心理の改善を意味する。

モルガン・スタンレーのストラテジスト、アダム・リッチモンド 氏は「景気が悪化しているとの懸念が多いだけに、経済情勢の落ち着 きを示す兆しはプラスになる」と述べた。

建設機器メーカー最大手、米キャタピラーの社債保証コストが低 下。CMAによれば、CDSスプレッドは3bp低下の84.3bp。 同社はブラジルで生産を拡大していると発表した。農業機械メーカー 最大手の米ディーアは2.3bp下げて63.1bp。

マークイットによると、投資適格級の欧州企業125社で構成する マークイットiTraxx欧州指数のスプレッドは3.1bp低下の 115bp。主に高リスク・高利回りの50銘柄で構成するマークイッ トiTraxxクロスオーバー指数は21.4bp低下の510.8bp。