欧州株:約3カ月ぶり大幅高、米中の製造業統計を好感-鉱山株高い

欧州株式相場は過去3カ月余り で最大の上昇。米国や中国の経済指標で製造業活動の伸びが示され たことを好感した。フランスのメディア大手ビベンディが、業績見 通しを引き上げたことも追い風になった。

銅相場が4カ月ぶりの高値に上昇するなか、鉱山会社のスイス のエクストラータと英アントファガスタがいずれも大きく値上がり した。ビベンディは5%高。世界最大の建設会社、仏ヴァンシは決 算が予想を上回ったことを背景に買い進まれた。

ストックス欧州600指数は前日比2.7%高の258.19で終了。 5月27日以来の大幅高となった。同株価指数は8月に月間で

1.6%下落。米国の経済指標が失望を誘う内容となったことで、同 国が再びリセッション(景気後退)に陥るとの懸念が強まった。

アリアンツ・グローバル・インベスターズのRCM部門で調査 担当責任者を務めるグナー・ミラー氏は、ブルームバーグテレビジ ョンに出演し「二番底は予想していない」と発言。「中国の統計の 伸びからもわかるように、BRICs諸国では構造的な成長が引き 続きみられる」と述べた。BRICsはインドと中国、ブラジル、 ロシアで構成される。

鉱山株が高い

エクストラータは6.1%高。ロンドン市場の銅相場は4月以来 の高値に上昇した。アントファガスタは6%値上がり。

ビベンディはメディア株の上昇をけん引。5%高の19.33ユ ーロと、4カ月ぶりの高値で引けた。同社は10年通期の見通しを 上方修正。1-6月(上期)利益は、前年同期比4%増の15億 3000万ユーロとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト8人 の予想平均の14億9000万ユーロを上回った。

ヴァンシは4.8%高と、建設株指数の押し上げに寄与した。同 指数は3.4%上昇。同社の1-6月(上期)利益は前年同期比

1.9%増の7億300万ユーロ。アナリストの予想平均は6億8100 万ユーロだった。