欧州債:独国債反落、10年債利回り4カ月ぶり大幅上昇-株高で需要減

欧州債市場ではドイツ国債相場が 3日ぶりに下落。10年債利回りは約4カ月ぶりの大幅上昇となった。 株高で安全資産としての国債需要が後退した。

独30年債利回りも上昇した。中国とオーストラリアの経済統計 で、世界景気の回復失速への懸念が和らいだことが背景にある。米国 の製造業活動が8月に予想を上回るペースで拡大したことも注目され た。

別の統計では、ドイツの7月の小売売上高と米国の8月の民間部 門雇用者が予想に反して減少したものの、ドイツ国債相場を押し上げ るきっかけとはならなかった。ポルトガルがこの日実施した10億ユ ーロ相当の国債入札は好調だった。

コメルツ銀行のロンドン在勤の債券ストラテジスト、デービッ ド・シュナウツ氏は、「中国とオーストラリアの経済データでリスク 意欲が改善し、株価が上げた一方で、国債相場は下落したようだ。だ が、弱い内容だったこの日の経済データは利回り低下につながらなか った」と述べ、「市場にはこのところの続伸で買い疲れが出ており、 売りの口実が求められている」と続けた。

ロンドン時間午後4時5分現在、独10年債利回りは前日比11 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.23%。一時 は13bp上昇し、5月10日以降で最大の上げとなる場面もあった。 同国債(表面利率2.25%、2020年9月償還)価格は1.0ポイント 下げ100.19。2年債利回りは4bp上昇の0.67%、30年債利回り は13bp上げ2.79%となった。

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