グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は反発。中国本土株が高い。8月の中国製造業活動 を示す指数が上昇したことが好感された。

中国最大のセメントメーカー、安徽海螺水泥(914 HK)は

4.3%高。増益を発表した硫酸ナトリウムメーカーの旭光資源(67 HK)は6.4%上昇。コンテナ船運航で世界最大の中国遠洋運輸集団 (コスコ・ホールディングス、1919 HK)や中国政府系で香港の複 合企業、華潤創業(チャイナ・リソーシズ・エンタープライズ、291 HK)も高い。

一方、中国建設省傘下の不動産開発会社、中国海外発展(688 HK)は2.4%安。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が住宅価格 抑制に向けた政策を実行すると伝えた国営新華社通信の報道が嫌気さ れた。

レッドフォード・アセット・マネジメントのエグゼクティブデ ィレクター、ケニー・タン氏は「中国の製造業指標が香港市場のセン チメントを上向かせている」と指摘。その上で、「世界経済の回復を めぐる不確実性の持続が株価の重しになっている」との見方を示した。

ハンセン指数は前日比87.34ポイント(0.4%)高の

20623.83。構成43銘柄は上昇が29、下落が12、変わらずが2銘 柄。ハンセン中国企業株(H株)指数は0.8%高の11498.94。

中国物流購買連合会が1日発表した8月の製造業購買担当者指 数(PMI)は51.7と、前月の51.2から上昇。ブルームバーグ・ ニュースまとめたエコノミストの予想中央値(51.5)を上回った。 同指数は50を超えると製造業活動の拡大を意味する。英HSBCホ ールディングスとマークイット・エコノミクスが発表した8月のPM Iも51.9と、前月の49.4を上回った。

【中国株式市況】

中国株式相場は、1週間ぶりの大幅安。銀行業監督管理委員会 (銀監会)が住宅価格抑制に向けた政策を「厳格に実行する」と伝え た国営新華社通信の報道や、中信証券が小型株の上昇局面は終わる公 算との見方を示したことが嫌気された。

中国2位の不動産開発会社、保利房地産集団(600048 CH)は

1.3%安。同4位の金地集団(600383 CH)は1.1%下落。申銀万 国証券が不動産株の9月のパフォーマンスは市場全体を下回る可能性 があるとの見通しを示したのが嫌気された。

小型株の指標、CSI小型株500種は5営業日ぶりに反落。中 信証券が小型株について、利益見通しとの比較で割高感が高まり、2 カ月続いた上昇が反転する公算があるとの見通しが売り材料となった。

時価総額でアジア最大の会社、ペトロチャイナ(中国石油、 601857 CH)や港湾サービスの上海国際港務集団(600018 CH)、 石炭会社の中国神華能源(601088 CH)も安い。

チャイナ・インターナショナル・ファンド・マネジメントのフ ァンドマネジャー、趙梓峰氏は「不動産価格が本格的に下落するまで 政府が抑制策を段階的に廃止することはなく、予見しうる将来に不動 産株がさほど大幅に上昇することはないだろう」と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動 する上海総合指数は、前日比15.92ポイント(0.6%)安の

2622.88で取引終了。上海、深セン両証取のA株に連動するCSI 300指数は0.7%安の2884.04。ヘルスケアやテクノロジー関連が 下げを主導した。CSI小型株500種は1.3%安。8月31日までの 4営業日の上昇率は5.1%に達していた。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。センセックス30種株価指数が10週間 で最大の上げとなった。景気拡大で企業の収益性が向上し需要が高ま るとの観測から、資源株を中心に買いが膨らんだ。

産銅でインド最大手のスターライト・インダストリーズは上昇。 銅値上がりに加え、野村ホールディングスが同銘柄の投資判断を引き 上げたことが手掛かり。国内最大の乗用車メーカー、マルチ・スズ キ・インディアも高い。8月の月間販売台数が過去最高を記録したこ とが好感された。8月31日の政府発表によると、4-6月期のイン ド経済は2年半ぶりの高成長となった。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前日比234.75ポイ ント(1.3%)高の18205.87で引け、6月21日以来の大幅な上昇 率となった。

スターライト(STLT IN)は3.6%高の156.50ルピー。7月 21日以降で最大の値上がり。マルチ・スズキ(MSIL IN)は1.2% 上げ1272.75ルピー。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比91.5ポイント(2.1%)高の4495.7。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比21.94ポイント(1.3%)高の

1764.69。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比51.97ポイント(0.7%)高の7668.25。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比32.50ポイント(1.1%)高の2982.83。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサマレーシアKLCI指数は前営業日比9.47ポイ ント(0.7%)高の1431.96。

【タイ株式市況】

タイ株式市場で、指標のSET指数が5営業日続伸し、前日比

6.15ポイント(0.7%)高の919.34と、1996年12月以来の高 値で引けた。

バンコク銀行傘下の証券会社、ブアルアング・セキュリティーズ が11%上げ16.5バーツと、2008年7月以来の高値を付けたほか、 国内証券最大手、キムエン証券(タイ)は7.6%高の15.5バーツと なった。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比53.43ポイント(1.7%)高の

3135.32。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前日比27.18ポイント(0.8%)高の

3593.41。

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