中国人民元、3日続落-中銀が対通貨バスケットで安定維持との見方

中国人民元の対ドル相場は1日、3 日連続で下落した。中国人民銀行(中央銀行)が元をドルに事実上固 定させる2年間続けた措置を6月に打ち切った後、対通貨バスケット 相場の安定維持を目指しているとの見方が背景。

ウエストパック銀行の指数によると、8月の人民元は貿易加重ベ ースでほぼ変わらず。一方、主要6通貨に対するインターコンチネン タル取引所(ICE)のドル指数は同月、2%上昇した。

DBSグループ・ホールディングスのシニア為替エコノミスト、 フィリップ・ウィー氏(シンガポール在勤)は「元相場の見通しを立 てる際には、中国の経常黒字にもっと注意を払い、元の対通貨バスケ ット相場に注目する必要がある」と指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上 海時間午後5時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.06%安の1ド ル=6.8115元。ブルームバーグの集計データによると、元の1年物ノ ンデリバラブル・フォワード(NDF)は、0.18%高の1ドル=6.7087 元。この水準は今後1年間で元現物が1.5%上昇するとの予想を織り 込んでいる。

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