英HSBC:大阪、名古屋に富裕層向けバンキング拠点新設

英銀グループ最大手のHSBCは日 本の個人富裕層向け業務で新たに大阪と名古屋に支店を開設する計画 が明らかになった。規模の大きな大都市圏に営業拠点を構えることで、 個人金融資産を取り込む狙いだ。一方で3店舗を閉鎖し、顧客資産や従 業員を他店に統合するなど効率化を進める。

HSBCは、2008年に預かり資産1000万円以上の個人向けにサー ビスを開始。現在は丸の内、赤坂、広尾の都内や横浜、神戸など7拠点 を構える。広報担当のポール・アレン氏によれば、大阪支店などを新設 する一方で、神戸、銀座、池袋支店を閉鎖。顧客資産などは近隣の支店 が引き継ぐ。人員削減は行わない。店舗数はこれで6となる。

HSBC、シティグループ、バンク・オブ・アメリカなどの欧米の 金融機関の間では1453兆円に上る日本の個人金融資産の獲得を目指し 商品開発や店舗・広告展開などでの競争が激しくなっている。

HSBCのアレン氏は、ブルームバーグ・ニュースの取材に対し、 「大阪と名古屋という戦略的に重要な地域拠点にプレゼンスを確立す ることで、増加傾向にある富裕層に直接触れることができるだろう」と 述べた。金融庁から認可を受け次第、新たな店舗での業務を開始すると いう。