日銀:6カ月物の新型オペを初めて実施、応札倍率3.82倍(Update2)

日本銀行は午後1時、政策金利0.1% で6カ月物の資金を供給する新型オペを初めて実施した。8月30日の 臨時の金融政策決定会合で導入されたことを受けた。日銀は同オペを今 後10兆円まで積み増す予定で、従来の3カ月物のオペと合計した供給 額は30兆円になる見通し。

この日実施された新型オペ(固定金利方式、全店分)8000億円の開 始日は2010年9月3日、終了日は2011年2月25日となる。固定金利 オペの入札では金融機関の応札額に応じて資金が案分される。

午後2時すぎに発表された入札結果によると、3兆610億円の応札 が集まり、8010億円が落札された。応札倍率は3.82倍と、前回8月30 日に実施された3カ月物の新型オペ(4.50倍)を下回った。案分比率は

26.2%と前回の22.2%から低下。金融機関1社が上限2000億円で応札 した場合の落札額は524億円になる計算だ。

国内証券の短期金利ディーラーによると、為替相場や株価の動向が 不透明な中で、日銀が利下げに追い込まれる可能性も残っており、0.1 %でも6カ月物の資金は調達しづらいという。

日銀は臨時会合の声明で「米国経済を中心に先行きをめぐる不確実 性がこれまで以上に高まっており、為替相場や株価は不安定な動きを続 けている」と指摘。今回の措置について「経済・物価見通しの下振れリ スクにより注意していくことが必要と判断した」としている。