住商:米でシェールガス開発、10年間で1000億円投資-円高の恩恵も

住友商事は1日、米ペンシルベニ ア州の新型天然ガス(シェールガス)開発プロジェクトに参画すると 発表した。米の独立系石油・天然ガス会社レックス・エナジーのマー セラス・シェールの権益などを175億円で取得する。総投資額は10年 間で1000億円の見込み。

住商は2009年12月、日本企業として初めて米テキサス州でシ ェールガス開発に参画しており、今回が2件目。発表資料によると、 開発期間は10年からの10年間で、生産量は原油換算で年840万バレ ル。生産したガスは米国北東部で販売する。

シェールガスは天然ガスの一種で、泥土が堆積して固まった泥岩 層に閉じ込められており、通常の天然ガスより採掘が難しく費用も高 コストなため開発が進んでいなかった。技術革新が進んだことで生産 量が急増している。

UBS証券のアナリスト、竹内克弥氏は「十分な資金を持つ日本 の商社にとって、今は買い時。米国の天然ガス需要は長期的な伸びが期 待できる。円高で買収コストが抑えられる」と述べた。

シェールガス事業をめぐっては、各社が開発に乗り出しており、 三井物産が2月、米ペンシルベニア州のマーセラス・シェール地区で開 発、生産中の事業権益を約1260億円で取得することを決めた。三菱商事 も8月、カナダで362億円を投資しガス資産関連の設備を取得してい る。

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