くらコーポ株が大幅続落、第3四半期の減益嫌気-テレビ番組の反動

回転すしチェーン大手のくらコーポ レーション株が一時、前日比5.7%安の1366円と大幅続落。5月21 日(5.8%安)以来、約3カ月半ぶりの日中下落率を記録した。昨年5 月以降、テレビの情報番組で同社を紹介するケースが増えた反動で、 第3四半期は35%の営業減益となった。通期(2010年10月期)業績 予想の上方修正を期待していた向きからの失望売りが出た。

くらコーポが8月31日の取引終了後に公表した9カ月累計(09 年11月-7月)単独決算によると、本業のもうけを示す営業利益は前 年同期比17%増の37億円。第3四半期(5-7月期)だけを見ると、 同35%減の11億円で、会社側が従来から指摘していた通り、テレビ 番組放映による前期の集客増の反動が出た。

いちよし経済研究所の鮫島誠一郎シニアアナリストは、「9カ月累 計決算発表時に上方修正があると見込んでいた向きからすると、第3 四半期の減益や通期業績予想の据え置きは失望となったようだ。非常 に短期的な動きだ」とみている。

鮫島氏は、売上高が会社側の想定を上回って推移している点や、 既存店舗活性化のための投資を継続している点を評価、投資判断を「買 い」とした。第3四半期の減益ショックがある程度落ち着けば、「業績 の良さから1500円近辺まで反発するのではないか」と同氏は予想する。