グローリー株が反発、伊販売代理店を子会社に-欧州事業拡大見込む

貨幣処理機などの製造販売を行うグ ローリー株が一時、前日比1.8%高の1825円と反発。イタリアの同社 販売代理店を務めてきた「シトラーデ」(ミラノ市)を最大40億円で 買収することとなり、欧州事業の拡大などを見込む買いが入った。

グローリーが8月31日の取引終了後に公表したニュースリリー ス によると、グローリーはシトラーデ創業家のガブリエル・コンティ 氏とジャン・ルカ・コンティ氏からシトラーデ株式の51%を現金で取 得する。株式売買契約締結は9月15日を予定、取得予定価格は約3000 万-3500万ユーロ(1ユーロ=110円換算で約33億-39億円)だ。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の寺岡秀明アナ リストは、シトラーデ買収について「収益性が高い上、システム製品 の販売ノウハウを有しており、欧州全域の販売力アップに役立つ話だ」 と指摘。グローリーの連結業績上も、収益率向上が見込めるとの認識 を示した。

グローリーの今期(2011年3月期)業績予想は、連結売上高が前 期比7.3%増の1450億円、純利益が同18%増の60億円。海外市場の 売上高を同11%増の320億円と計画し、連結売上高に占める比率を前 期実績の21.3%から23.7%に高める方針。