8月の米ISM製造業景況指数、約1年ぶり低水準か-BN調査

【記者:Courtney Schlisserman】

9月1日(ブルームバーグ):米国の8月の製造業活動は拡大ペー スが約1年ぶりの水準に鈍化したと予想される。米回復のけん引役だ った製造業活動が今では鈍化していることを示すものだとエコノミスト らはみている。

ブルームバーグ・ニュースの調査では、8月の供給管理協会(I SM)の製造業景況指数は52.7(78社の予想中央値)と、2009年9 月以来の低水準が見込まれる。7月は55.5だった。製造業活動の拡 大・縮小の境目は50。また、同日発表される7月の建設支出は前月か ら減少し、8月の民間部門の雇用の伸びは鈍化したもようだ。

インテルをはじめとする企業が個人消費の一段の鈍化を示してい るほか、在庫の積み増し規模を縮小するところもあり、生産を抑える可 能性がある。また、住宅市場が低迷、企業は新規採用を控える中で、製 造業のペースがさらに鈍化すれば米景気の失速が懸念される。

RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、トム・ポ ーセリ氏(ニューヨーク在勤)は、「製造業の活動ペースは完全にピー クを過ぎた」と述べ、「以前は成長の支柱だった製造業の勢いが衰え始 めている」と指摘した。

ISM製造業景況指数は午前10時(ニューヨーク時間、以下同じ) に発表される。ブルームバーグ調査の予想レンジは49.9-56。

商務省が同じ時刻に発表する7月の建設支出は前月比0.5%減 (50社の予想中央値)とみられている。6月は同0.1%増だった。

給与明細書作成代行会社オートマティック・データ・プロセッシ ング(ADP)エンプロイヤー・サービシズがまとめた8月の民間部 門雇用者数は、前月比15万人増(35社の予想中央値)と、2月以来 の低水準が見込まれる。同統計は午前8時15分に公表される。