元みずほ証の有馬氏が日本株の新ヘッジファンド-100億円で運用開始

みずほ証券で自己勘定部門の株式ト レーダーだった有馬栄乃進氏(35)らが日本株で運用するヘッジファン ド「アレイオン・アセット・マネジメント」を設立。機関投資家から募 った約100億円で1日から運用を開始した。損切り基準を市場動向に合 わせて随時見直す運用方針で、年間収益率20%を目指す。

同ファンドの有馬ディレクターによると、売り買いを同時に進める ロング・ショート戦略と、業界再編などを売買機会と捉えるイベント・ ドリブン戦略で70-100銘柄に投資する。当面は、企業の増資、親子合 併、為替水準などに注目するという。運用は元みずほ証トレーダーのジ ゼル・リョン氏とともに担当する。

有馬氏は約1年半ぶりの安値水準にある日本の株価について「流動 性も高くずっと放置されるというシナリオは考えていない。この水準で の運用開始はスタートとしては良い」と述べた。新規顧客からの資金受 け入れは当面停止し、運用結果を確認してから最大300億円まで拡大す る計画という。

ブルームバーグ・ニュースが入手した投資家向け資料によると、有 馬氏がヘッジファンドの「ゴー・トゥ・アジア」で06年12月から10 年5月まで3年半間運用していたGTAアトミック・ファンドは約80% の収益を上げた。有馬氏は01年から06年までみずほ証に務めていた。