ロシア:最大規模の国債入札きょう実施-金利据え置きで約2050億円

ロシアが最大規模のルーブル建て国 債の発行を計画している。同国中央銀行の政策金利据え置き決定を受 け、需要の強まりを期待している。

ロシア財務省は1日、計750億ルーブル(約2050億円)の国債 入札を実施する。発行額は中銀が2003年にデータ集計を開始して以 来最大。同データによると、先週の入札では10%未満しか落札されず、 需要は少なくとも6月末以降で最も弱かった。

ロシア政府は6月、同国の財政赤字が2兆4000億ルーブルと国 内総生産(GDP)比5.4%に達する可能性があると公表。クドリン財 務相は国債発行で1兆2000億ルーブルを調達したい考えだ。ロシア 中銀は8月31日、主要政策金利であるリファイナンス金利を7.75% に据え置き、同時に声明で「向こう数カ月」は変更しない方針を示し た。

ロシア最大の銀行ズベルバンクのシニア債券アナリスト、アレッ クス・エルマーク氏は8月31日の電話インタビューで、「予見可能な 将来において金利据え置きとなった今、投資家は高利回りを政府にそ れほど求めないだろう」と指摘。「先週よりは好調な入札となる可能性 が高まった」と話した。

ロシア中銀のデータによると、今年これまでの国債発行額は2630 億ルーブルと、目標額の22%にとどまっている。パンキン財務次官は 7月、歳出に必要な資金を補うため、同国の予備基金406億ドル(約 3兆4100億円)の最大75%を利用する必要が生じる可能性があると の見解を示した。