米社債の保証コスト、7月上旬以来の高水準-クレジットデリバティブ

31日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが7月上旬以 来の高水準となった。まちまちな米経済統計を受けて、景気回復が失 速しつつあるとの懸念が強まった。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ14)のスプ レッドは、ニューヨーク時間午後5時8分(日本時間9月1日午前6 時8分)現在、1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ て114.4bp。一時は115.2bpと、7月7日以来の水準に上昇した。 スプレッド上昇は通常、投資家心理の悪化を意味する。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した8月の米消費 者信頼感指数は53.5と、5カ月ぶり低水準だった7月の51から上 昇。エコノミスト予想を上回る伸びを示した。一方、シカゴ購買部協 会発表の8月のシカゴ地区の製造業景況指数は56.7で、前月の62.3 から低下し、昨年11月以来の低水準となった。

シティグループのクレジットストラテジスト、ミハイル・フォー 氏は「経済指標はまちまちからやや軟調となっている」と指摘。「ト ンネルの出口にこれといった光は見えていない」と付け加えた。

マークイットによれば、投資適格級の欧州企業125社で構成する マークイットiTraxx欧州指数のスプレッドは0.1bp低下の

117.6bpと、6週間ぶり高水準付近にとどまった。27日に付けた 7月20日以来の高水準の117.8bpは下回った。主に高リスク・高 利回りの50銘柄で構成するマークイットiTraxxクロスオーバ ー指数は7bp上昇の532bp。6月8日の634.8bpからは低下し ている。

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