欧州債:ドイツ債上昇、質への逃避で-月ベースは約2年ぶり大幅高

欧州債市場ではドイツ国債相 場が上昇。月間ベースでも約2年ぶりの大幅高となった。株安を背 景に域内で最も安全とされるドイツ国債に対する需要が高まった。

10年債利回りは過去最低を記録し、30年債利回りは過去最低 まで8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に近づいた。ユ ーロ圏のインフレ率が7月に低下したことを背景に、代表的な先進 国株価指数であるMSCI世界指数は一時、0.1%安となった。そ の後発表された8月の米消費者信頼感指数が市場予想を上回る伸び となったことを受け、株価は回復し、国債相場の上げ幅は縮小した。

WestLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービーズ氏は、 「ドイツ国債相場は米国の堅調な経済データを引き続き材料視して おらず、欧州が米国の景気鈍化の影響を受けると強く示唆している」 と述べた。ただ、「米国債を上回る上昇を続けることは困難となる だろう」とも語った。

ロンドン時間午後4時45分現在、独10年債利回りは前日比2 bp低下の2.12%。月間ベースでは55bp低下した。この日は

2.087%まで下げ、過去最低を記録した。同年債(表面利率

2.25%、2020年8月償還)価格は0.17ポイント上げ101.20。

30年債利回りは1bp低下の2.65%。27日には2.578% まで下げ、過去最低を付けた。2年債利回りも1bp低下の

0.59%。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)のメリルリンチ部門がまと めた指数によると、独国債のリターン(投資収益率)は8月にプラ ス3.8%と、昨年11月以来で最大となった。これに対し、米国債 は1.7%、英国債は4.2%。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE