グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場 の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。携帯電話のOEM(相手先ブランドによ る生産)世界最大手、富士康国際(フォックスコン、2038 HK)の 1-6月(上期)の赤字が拡大したことや、香港当局の土地入札を前 に不動産株が下げたのが響いた。指標のハンセン指数は、8月の月間 騰落率が3カ月ぶりのマイナスとなった。

富士康国際は7%安。時価総額で香港最大の不動産開発会社、 サンフンカイ・プロパティーズ(新鴻基地産発展、16 HK)は1.5% 下落。フェリー運航や不動産開発を手掛ける信徳集団(242 HK)は

4.7%安。利益減少の発表が嫌気された。英銀HSBCホールディン グス(5 HK)や携帯電話サービスのチャイナ・モバイル(中国移動、 941 HK)も下落した。

大福アセット・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ダ ニー・ヤン氏(香港在勤)は「世界的に流動性が豊富だが、信頼感は まだ回復していない」と説明。「7-12月(下期)の成長鈍化はか なり確実だ。このため多くの資金が行き場を失っている」と指摘した。

7月の米個人所得の伸びが予想を下回り、米景気回復ペースの 減速懸念が高まったことも株価のマイナス要因だった。

ハンセン指数は前日比200.73ポイント(1%)安の

20536.49。構成43銘柄は上昇が11、下落が29、変わらずが3銘 柄。今月の下落率は2.4%となった。ハンセン中国企業株(H株)指 数は前日比1.1%安の11402.90。

【中国株式市況】

中国株式相場は4営業日ぶりに下落。7月の米個人所得の伸びが 予想を下回ったことから、景気回復ペースの鈍化懸念が台頭して売り が優勢になった。

中国のばら積み船運搬最大手、中国遠洋運輸(601919 CH)は

1.1%安、同国2位の海運会社のばら積み船部門、中海発展 (600026 CH)が1.2%安。景気鈍化に伴う輸送需要の低下が懸念 材料。中国最大の上場不動産開発会社、万科企業(000002 CH)や 同2位の保利房地産集団(600048 CH)主導で不動産株も安い。中 国政府は住宅の供給を増やし、価格上昇を抑制するとの観測が嫌気さ れた。中国最大の石油会社ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH) も下落。

大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏(上海在勤)は「外需 の弱さは、年末にかけて中国の経済成長を抑制する大きな要因になる」 と指摘。「政府が内需拡大の取り組みで苦戦を強いられる中、弱い外 需は株価のマイナス材料だ。複雑な経済シナリオの不透明感がさらに 高まることになる」との見方を示した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動 する上海総合指数は、前日比13.87ポイント(0.5%)安の

2638.80で取引終了。今月の騰落率はプラス0.1%未満にとどまっ た。7月はプラス10%だった。上海、深セン両証取のA株に連動す るCSI300指数は前日比0.4%安の2903.19。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。指標のセンセックス30種株価指数が1 カ月ぶり安値となった。インド経済が4-6月期に2年半ぶりの高成 長となったことを受け、アジアで最も積極的な金融政策引き締めを進 めてきたインド準備銀行(RBI、中央銀行)に対する一段の利上げ 圧力が強まる可能性がある。

インド最大の銀行、インドステイト銀行は3週間ぶり大幅安。発 電所建設を手掛けるジャイプラカシュ・アソシエーツは昨年5月以来 の安値に落ち込んだ。インド中央統計機構が31日発表した4-6月 期の国内総生産(GDP)は前年同期比8.8%増加した。

ボンベイ証券取引所のセンセックス指数は前日比60.99ポイン ト(0.3%)安の17971.12で引けた。前月末比では0.6%上げ、 3カ月連続高となった。

ステイト銀(SBIN IN)は1.2%安の2766.40ルピーと、11 日以来の安値。ジャイプラカシュ(JPA IN)は3.5%下げ109.05 ルピーで終了した。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比48.5ポイント(1.1%)安の4404.2。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比17.38ポイント(1%)安の

1742.75。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比124.92ポイント(1.6%)安の7616.28。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前日比6.73ポイント(0.2%)安の2950.33。

【マレーシア株式市況】

31日のマレーシア株式市場は国家記念日の祝日で休場。取引は 9月1日に再開される。

【タイ株式市況】

SET指数は前日比3.54ポイント(0.4%)高の913.19。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前日比17.68ポイント(0.6%)安の

3081.88。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前営業日比7.56ポイント(0.2%)高の

3566.23。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE