ユーロ圏:8月インフレ率、1.6%に低下-7月失業率10%

ユーロ圏では、8月にインフレが 鈍化した。7月の失業率は約12年ぶりの高水準にとどまった。企業が 収益性を支えるためコスト削減を継続したことが背景。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した8月 の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.6%上昇。7月のインフ レ率は1.7%だった。同時に発表された7月のユーロ圏失業率は10% と、5カ月連続で1998年8月以来の高水準となった。

ABNアムロ(アムステルダム)のユーロ圏担当チーフエコノミ スト、ニック・コーニス氏は、「今年1-6月(上期)は当然のことな がら目覚ましかったが、長続きしないと思わずにはいられない」と述 べ、「国内の物価上昇圧力は引き続き極めて弱く、雇用市場はほぼ横ば いとなる公算が大きい」と続けた。

変動の大きいエネルギー価格などを除いたコアインフレ率を含め た8月の指数詳細は9月15日に公表される。7月のコアインフレ率は 1%と、6月の0.9%から上昇した。

16カ国から成るユーロ圏の失業者数は7月に約1580万人と、6 月から8000人減少した。27カ国で構成するEU全体の7月の失業率 は9.6%で前月から変わらずだった。

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