【テクニカル分析】日経平均株価、チャート使った投資戦略が有効

日経平均株価が年初来高値を付 けた4月以降は、同指数に連動するETF(上場投信)をテクニカ ル指標に基づいて売買した投資家の運用成績が、保有し続けた投資 家を上回っている。

ブルームバーグの集計データによると、過去5カ月はテクニカ ル指標の相対力指数(RSI)、移動平均エンベロープ、ボリンジャ ー・バンドを使って売買する投資戦略がそろって利益を出した。一 方、日経平均は1年半ぶりの高値を付けた4月5日以降、8月30 日までに19%下落した。

証券会社BTIG香港のマネジングディレクター、クリスチャ ン・キールランド氏は、資産家の「ウォーレン・バフェット氏のよ うに忍耐強く株式を保有し続けることが誰にでもできるわけではな い」と述べ、「短期間上昇し、中長期的に緩やかな下落傾向となる日 本株の場合、テクニカル分析の利用や極めて短期の買いポジション を取るなどのアクティブな投資戦略の方が、利益を上げるのに恐ら く適している」と指摘した。

日経平均は年初から8月30日までに13%下落。経済成長の鈍 化や、15年ぶりの円高が輸出企業の収益を圧迫することへの懸念が 背景にある。

日経平均の期間20日のRSIは4月5日に70を上回り、売り シグナルを出した。日経平均はその後、RSIが30を下回って買 いシグナルを出した5月25日までに17%下落した。

移動平均エンベロープを使った売買戦略の4月5日以降のリタ ーンは8.5%。ボリンジャー・バンドは2.3%となっている。ブル ームバーグの集計データが示した。

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