「的はずれ」と為替語る、政策不信・失望で日本株安-立花証平野氏

立花証券の平野憲一執行役員はブ ルームバーグとのインタビューで、日経平均株価とTOPIXが終値 で年初来安値を更新、大きく崩れたきょうの日本株相場について、政 策に対する不信、失望があるとの認識を示唆。特に円高の流れが止ま らない為替相場の動向を警戒し、介入を含めたより断固たる対応の必 要性に言及した。発言の詳細は次の通り。

――日本株大幅反落の要因をどう見るか。

「ひと言で言えば、投資家の失望。政策に対する不信感、失望感 がある。昨日政策への期待から買った分、きょうは失望売りになった。 政策が的を射ていない、と為替市場が言っている。政策が出る前から 1ドル=86円すら付けなかった」

「ここまで来ると、介入など為替にダイレクトに触れる政策でな くてはいけない。少なくとも、そういう認識を示さなければならない。 米国は輸出政策に注力するなど、日本を除く先進国は世界の需要を取 り込むことで現在の状況を乗り越えようとしている。日本も外需の取 り込みを狙っていかなければならない」

「現状は、円高というより実は世界の通貨安で、日本が世界の流 れに乗っていない。限られた世界の需要を取り込んでいかないと、大 きな不利益を被り、このことが政策に反映されていない。昨日の白川 方明日銀総裁の発言で、『ゼロサム状態は良くない』というものがあっ たが、現在世界経済はゼロサム状態で、各国必死に利益を取りにいっ ている。行動しなければ、利益を取られてしまう。そのことは株価に 出ている」

――今後の展望、投資戦略は。

「為替に対し断固たる認識を示す必要がある。最終的に介入に追 い込まれるだろうが、その時に不胎化介入ではなく、非不胎化介入を 取る必要がある。政策はすぐには出ないだろうから、今週の日経平均 は8500円から9000円の幅で動く」

「何も政策が出ないという前提で話せば、業績の心配のない電力 や医薬品などの高配当銘柄を勧めたい。株価が上がることを期待せず、 配当だけをこつこつ取る。じり貧になっても、大きく下がらないだろ う。もっと政府・日銀が流動性の供給へ追い込まれるという前提であ れば、三井不動産などの不動産や住宅銘柄が良い。金利はほとんどゼ ロ%で推移し、意外に業績も良い」

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