アジア株:反落、日本株を中心に下げる-台湾の鴻海精密が大幅安

【記者:Darren Boey、David Yong】

8月31日(ブルームバーグ)31日のアジア株式相場は反落。3 カ月ぶり大幅安となった日経平均株価の流れを受けた。7月の米個人 所得の伸びが予想を下回ったことに加え、台湾の鴻海精密の決算で利 益がアナリスト予想に届かなかったことが売り材料。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時5分現在、前日比

1.7%安の116.32。指数構成銘柄のうち、値上がり銘柄数と値下が り銘柄数の割合は約1対7。同指数は前日までの3営業日で2.1%上 昇していた。

バンク・オブ・シンガポールの為替ストラテジスト、シム・モウ・ シオン氏は「軟調な経済統計が続くのか、あるいは景気循環的な減速 なのかと市場は心配している」と述べ、「一段の刺激策を講じる余地が あるのに、その引き金を引く準備を政策担当者が整えていないため、 市場はいらいらしている」と語った。

日経平均株価は前日比325円20銭(3.6%)安の8824円06銭 で引けた。

電子機器の受託生産で世界最大手、台湾の鴻海精密は6.6%安と、 7月23日以来最大の下げ。4-6月(第2四半期)決算では純利益 がアナリスト予想に届かなかった。中国で従業員の自殺が相次いだこ とを受けて実施した賃金引き上げが響いた。

携帯電話のOEM(相手先ブランドによる生産)世界最大手、富 士康国際(フォックスコン)は8.3%安。1-6月(上期)決算で前 年同期から赤字が拡大した。MSCIアジア太平洋指数の10業種の うちテクノロジー関連指数は2.5%安と、最も下げが大きかった。

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