インド:4-6月GDP、前年比8.8%増-追加利上げ必要も

インド経済は4-6月期に2年 半ぶりの高成長となった。アジアで最も積極的な金融政策引き締め を続けてきたインド準備銀行(RBI、中央銀行)だが、一段の利 上げの必要性が強まりそうだ。

インド中央統計機構が31日発表した4-6月期の国内総生産 (GDP)は前年同期比8.8%増。ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト27人の予想中央値と一致した。1-3月期は同8.6%増 だった。

日本は金融による景気刺激を強化、米国はリセッション(景気 後退)再来阻止に向け追加措置を取る姿勢を示しているが、インド はインフレ抑制のための追加利上げが必要となるかもしれない。輸 出への依存度の低いインドでは、賃金上昇や消費支出拡大が先進経 済減速の影響を限定的なものにしている。

モティラル・オズワル・セキュリティーズのエコノミスト、デ ィパンカル・ミトラ氏は統計発表前に、「インドの政策当局にとって はインフレが引き続き課題となるだろう」と指摘。「世界的に不確実 さは増しつつあるが、インドは力強い内需のおかげで、その影響を 打ち消せる状態にある」と分析した。

RBIは7月27日、今年度(10年4月-11年3月)の同国成 長率が3年ぶりの高水準となる8.5%に達するとの見通しを示した。 同国の卸売物価指数(WPI)の上昇率は1月以降、10%前後また はそれを上回って推移。RBIは先週、消費者物価の抑制が優先課 題だとの認識を示した。次回の金融政策決定は9月16日の予定。

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