夏の米映画の観客数、97年以来低水準-値上げで興行収入は過去最高

夏の映画の観客動員数が1997 年以来の水準に低下したもようだ。一方、チケット価格の上昇でハリ ウッドの映画会社や劇場経営者は過去最高の興行収入を得ている。

ハリウッド・ドット・コム・ボックス・オフィスが30日に電子 メールで配布した資料によると、5月最初の週末から9月6日の米レ ーバーデーの祝日までのチケット販売枚数は2.6%減少し5億5200 万枚となり、1997年の5億4030万枚以来の低水準となる見通し。

ハリウッド・ドット・コムのポール・ダーガラベディアン社長は インタビューで「今夏の映画はエキサイトさせるという点では期待値 を下回った」と述べ、「値上げして質が落ちたと受け止められれば、 大きな問題になる」と語った。

同社の試算によると、夏の映画の北米興行収入合計は2.4%増加 し過去最高の43億5000万ドル(約3666億円)に上る見通し。チケ ット価格の上昇効果が観客数減少の影響を上回ったとみられる。平均 チケット価格は昨年の7.50ドルから5.1%上昇し、7.88ドルだった。 上昇率は2000年の6.3%以来最大だという。

「トイ・ストーリー3」や「シュレック・フォーエバー」などの 3次元(3D)映画で料金が上乗せされたことが興行収入を押し上げ た。劇場は3D上映では通常料金に3ドル以上上乗せしている。

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