政府:農家戸別所得補償を増額へ-中国のトウモロコシ輸入増など背景

【記者:高田亜矢】

8月31日(ブルームバーグ):日本政府は、2011年度の農家に対 する戸別所得補償を増額する見通しだ。中国がトウモロコシの純輸入国 に転換し、ロシアが穀物輸出を禁止するなか、国外からの供給への依存 度軽減を目指す。

農水省は、戸別所得補償制度をモデル実施した10年度から強化す る方針。対象者を水田農家から小麦や大豆などの畑作農家へ広げる。11 年度は農家への支給額を16%増額し約6500億円とする計画だ。戸別 所得補償制度では、農産物の販売価格が生産費用を下回った場合に国が 差額を補てんする。

中国のトウモロコシ需要が拡大するなど他の輸入国との穀物確保を めぐる競争が激化しているため、世界最大のトウモロコシ輸入国である 日本政府は穀物生産を増やそうとしている。米農務省によると、中国の 今年のトウモロコシ輸入量は100万トンを超え、1995-96年度以降で 最大に達し、トウモロコシの純輸入国に転換した。

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