アジア株:反落、米統計で経済成長への懸念強まる-輸出株が安い

【記者:Jonathan Burgos】

8月31日(ブルームバーグ) :31日のアジア株式相場は反落。 7月の米個人所得の伸びが予想を下回ったことで景気回復の腰折れ 懸念が強まった。投資家は日本政府が打ち出した円高や国内経済へ の対策を不十分と判断しており、日本株がMSCIアジア太平洋指 数の下げを主導している。

海外での売上高が全体の70%余りを占めるソニーや、同売上高 が80%強に上るキヤノンが安い。日本銀行は資金供給を増やす追加 金融緩和策を決定したが、為替相場が再び円高で推移し、日本の輸 出主導の景気回復に対する不安が高まった。電子機器の受託生産で 世界最大手、台湾の鴻海精密は6.2%安。4-6月(第2四半期) 決算で利益がアナリスト予想に届かなかったことが響いた。

SMBCフレンド証券の中西文行シニアストラテジストは、日 本や中国、その他のアジア諸国の輸出を支えているのは米国の個人 消費であり、「米消費が鈍化しているということは、いずれ世界景気 に悪影響を及ぼすことになる」と指摘した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前11時54分現在、前 日比1.2%安の116.91。このままいけば、今月の下落率は3.1%と なる。欧米や中国の景気への懸念から、同指数は8月6日に付けた 3カ月ぶり高値から4.5%下げている。

日経平均株価の午前終値は前日比236円93銭(2.6%)安の8912 円33銭。

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