IMF、危機防止策を拡大・強化-信用枠条件緩和や新たな制度導入で

国際通貨基金(IMF)は、危機 が深刻化する前に各国がIMFの制度を利用することを促すため、融 資制度の見直しを承認した。IMFはこの1年半、ルーマニアからギ リシャに至る国々の経済立て直しを図ってきている。

IMFの発表文によると、健全なファンダメンタルズ(経済の基 礎的諸条件)の実績を有する国向けのフレキシブル・クレジット・ラ イン(FCL)は最大2年に延長され、上限は撤廃される。経済が 「若干脆弱(ぜいじゃく)な」国に対して追加的な財政政策を条件に 付与する新たな信用枠も創設された。

IMFのストロスカーン専務理事は発表文で「こうした決定は、 IMFの危機防止策を拡大・強化するもので、世界的な金融セーフテ ィネット(安全網)拡充に向けて加盟国と進めている取り組みの重要 な一歩となる」と述べた。

同専務理事は、金融危機の防波堤としてのIMFの役割を強化す る方針で、昨年には5000億ドル(約42兆3000億円)に上る緊急 支援枠の公約で加盟国を説得した。今回の決定は、20カ国・地域 (G20)首脳会合を11月に控え、緊急融資制度の参加国を拡大する 取り組みの一環。

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