【個別銘柄】景気敏感、半導体、シャープ、みずほ、DNA、アマダ

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東京株式相場での本日の材料銘柄 の終値は以下の通り。

輸出や素材など景気敏感株:トヨタ自動車(7203)が前日比2.4% 安の2860円、キヤノン(7751)が4.5%安の3425円など軒並み安。き のうの米国で発表された7月の個人所得の伸びが予想を下回ったことか ら、景気回復が一段と減速するとの懸念が強まった。リスク回避や日本 銀行の追加緩和策への失望感による円高懸念も売りにつながった。東証 1部業種別下落率上位にはガラス・土石製品や精密機器、機械、電気機 器、パルプ・紙、鉄鋼などが並んだ。

半導体関連:東京エレクトロン(8035)が5.7%安の3940円、エ ルピーダメモリ(6665)が7.3%安の1009円など下げが大きい。30日 の米国株市場では、独インフィニオン・テクノロジーズのワイヤレス部 門の買収で合意したインテルが2.2%安など半導体関連株が急落した。 エルピーダについては、ゴールドマン・サックス証券が業績予想や目標 株価を下げた。

シャープ(6753):5.1%安の804円。ソニー(6758)が同社との 液晶パネルの共同出資会社へ追加出資を見送る公算が大きくなった、と 31日付の日刊工業新聞が報じた。現在の7%を2011年4月までに34% まで引き上げる予定だったが、同社からの調達量を増やす必然性が薄れ ているという。ソニーは3.7%安。

みずほフィナンシャルグループ(8411):2.3%安の129円と、7 月に実施した公募増資後に初めて公募価格130円を割り込み、修正株価 ベースでは03年8月以来、約7年ぶりの120円台に突入した。日本銀 行の追加金融緩和による国内景気への押し上げ効果が限定的との見方が 出るなか、高水準の売買を記録した7月の株価水準を下回ってきたこと で、見切り売りが増加した。

家電量販店:ヤマダ電機(9831)が3.2%安の5230円、コジマ (7513)が2.6%安の413円など家電量販店の一角が売られた。政府は 30日夕、家電・住宅エコポイント制度の延長や企業の設備投資促進策 などを盛り込んだ追加経済対策の基本方針を決定した。ただ、同制度の 延長が来年3月までの3カ月程度になるとこの日一部で報じられ、来期 業績の反動懸念が払しょくされなかった。

ディー・エヌ・エー(2432):3.4%高の2518円。みずほ証券では 日本は本格的な情報爆発時代を迎えており、その先導企業として評価す るとし、投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」 へ引き上げた。目標株価は3300円。

アマダ(6113):6.4%安の499円。市場全体のPBR(株価純資 産倍率)が低下していることなどから、野村証券では目標株価を860円 から760円に引き下げた。投資判断は「1(買い)」を継続。

原油関連:三菱商事(8058)が3.2%安の1800円、国際石油開発 帝石(1605)が2.8%安の38万円など、商社や鉱業株が安い。30日の ニューヨーク原油先物10月限は前日比0.6%安の1バレル=74.70ドル と4日ぶりに反落した。米個人所得の伸びが予想を下回り、需要の先行 き不安が高まった。

ユナイテッドアローズ(7606):2.7%高の1163円。自己株式の公 開買い付けを行うと発表。買い付け価格は1000円、買い付け予定数の 上限は1070万株(発行済みの25%)。エービーシー・マート(2670) は保有する同社株全てを応募し、資本関係を解消する意向。ドイツ証券 では、Uアローズにとって経営の自主性の明確化や資本効率の改善が図 られる可能性が高まると分析。ABCマトは5.4%安の2522円。

東京ドーム(9681):3.2%安の209円。2-7月連結営業利益は 前年同期比1割減の40億円程度にとどまった公算が大きい、と31日付 の日本経済新聞朝刊が報道。従来見通しは51億円。ドームで開催を予 定していた音楽公演の一部が延期・取り消しとなったうえ、競輪場関連 事業の収益も伸び悩んだことが響くとしている。

イトーキ(7972):2.2%高の235円。発行済株式数の1.9%に当 たる100万株を上限に自社株買いを行うと発表。取得期間は31日から 12月20日。

IHI(7013):2.6%安の149円。これまで未定としていた第2 四半期末の配当を見送ることを決定した。

エイベックス・グループ・ホールディングス(7860):0.9%高の 1221円。4-9月連結営業利益予想を従来の13億円から54億円(前 年同期比3.2倍)に上方修正した。音楽事業で利益率の高いベストアル バムや旧譜パッケージ商品の販売が好調なほか、映像事業でのアニメ 「ワンピース」のパッケージ商品の販売増加も寄与する。

小糸製作所(7276):0.6%高の1160円。独立系株式調査会社TI Wは、中国販売が特に好調でヘッドランプ世界シェア拡大が期待される とし、30日付で株価判断を「ややポジティブ」から「ポジティブ」に 引き上げた。

アルチザネットワークス(6778):5.1%高の5万9900円。10年 7月期の単独純損益は、従来の1億6000万円の赤字予想が一転、9700 万円の黒字となったもよう。モバイルネットワークテストの売り上げ増 加に加え、翌会計年度以降の課税所得の発生見込み額の増加に伴い繰延 税金資産を計上したことも利益を押し上げた。

新星堂(7415):値幅制限いっぱいのストップ高(30円)となる 77%高の69円。インターネット経由で楽曲を購入、携帯電話で楽しむ 人が増えている状況を踏まえ、同社は9月に携帯電話の販売に参入、C D売り場の一部を転用すると31日付の日本経済新聞朝刊が報じた。新 事業の成長を通じ、赤字体質からの脱却を見込む買いが優勢になった。

ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(7774):18%高の6万 6000円ストップ高。富士フイルムホールディングス(4901)傘下の富 士フイルムに対し、7万5500株の第三者割当増資を実施する。発行価 格は5万3000円で、手取概算40億円は運転資金などに充当する。

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