ブラジル株:ボベスパ指数は2週間ぶり大幅下落-ペトロブラスが安い

30日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が過去2週間で最大の下落率を記録した。商品相場 の下落に加えて、インフレ期待が上昇したことで、ブラジル石油公社 (ペトロブラス)を中心に売りが優勢となった。

ペトロブラスは4.2%安と約7カ月ぶりの大幅な下げ。原油価 格が下落したほか、同社がブラジル政府から購入する深海原油の権益 の価格が従来の見積もりよりも高く設定される可能性があるとの報道 が嫌気された。世界最大のパルプメーカー、フィブリア・セルロージ は4.5%安。インフレ加速が利上げを促すとの観測が広がる中、ガフ ィーザが不動産株の下げを主導した。国内2位のカード決済処理会社 レデカードも3週間ぶりの大幅安。

ボベスパ指数は前週末比2%安の64260.79と、8月11日以来で 最大の下落率となった。同指数構成銘柄のうち値下がりは57銘柄、値 上がりは7銘柄。通貨レアルは0.4%安の1ドル=1.7562レアル。

インベストポルト(サンパウロ)で1億5000万レアル相当の運用 に携わるミレラ・ラパポルト氏は「材料は世界経済の成長懸念と商品 相場の値下がりで、相変わらず同じだ」と指摘した。

先週末27日の取引では、商品相場の上昇で資源株が買われるとと もに、米国の4-6月(第2四半期)の成長率がエコノミスト予想を 上回ったことが好感され、ボベスパ指数は3カ月ぶりの大幅高となり、 先週の下げの一部を取り戻していた。30日発表された米国の個人所得 の伸びはエコノミストの予想を下回り、景気回復ペースが鈍化しつつ あるとの懸念が高まる中で、ニューヨークの原油先物相場は4営業日 ぶりに下落した。

ブラジル中銀がこの日発表したエコノミスト調査の結果によれば、 同国の1年後のインフレ率予想は4.99%と、3週間ぶりに引き上げら れた。また、ゼツリオ・バルガス財団(FGV)発表した8月の総合 物価指数IGP-Mは前月比0.77%の上昇と、エコノミストの予想中 央値(0.67%)を上回った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE