米企業の社債保証コスト上昇-個人所得の伸び予想下回る

30日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストの指標となる 指数が上昇。7月の個人所得が予想されたほど増加しなかったことが 材料視された。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは2.68ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の113.7bp。同指 数の上昇は通常投資家心理の悪化を示し、低下は改善を示唆する。米 化学大手3Mやカナダのリオ・ティント・アルキャンの社債保証コス トも上昇した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は27日、景 気回復の持続を確実にするため、「あらゆる可能な手段を講じる」と 表明。成長ペースが鈍化する場合、証券買い取りを拡大するのは妥当 との認識を示し、米景気が減速しつつあるとの懸念を際立たせた。米 商務省がこの日発表した7月の個人所得は予想を下回る前月比0.2% 増加にとどまり、貯蓄率も低下した。

ナイト・リベルタスの債券戦略責任者、ブライアン・イエルビン トン氏は「バーナンキ議長の景気認識がそれほど明るいものとは考え ていなかった」と述べ、「このような処方せんを受け取るのは景気診 断の結果が悪いためだ」と指摘した。

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