米リーマン、デリバティブ取引の帳簿は「ずさん」-バークレイズ幹部

2008年に破たんした米リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングスの先物・オプション取引がどれだ けの規模だったのか、英バークレイズが同社デリバティブ取引部門の 買収を検討していた当時はまったく想像もつかなかった。バークレイ ズ幹部が30日、ニューヨーク市マンハッタンにある連邦破産裁判所 で証言した。

リーマンはバークレイズが証券部門の買収で「ウィンドフォー ル(営業努力に基づかない一時利益)」を得たとしてバークレイズに 対して最大110億ドルの支払いを求めて提訴している。バークレイ ズで先物事業のディレクターを務めるエリザベス・ジェームズ氏がこ の日、同訴訟での審理で証言した。

証言台に立ったジェームズ氏は、「リーマンの帳簿内容は実に ずさんだった。同社は現状を把握できていなかったはずだ」と述べた。 同氏は08年の金融危機のさなかリーマンの証券部門買収に携わった。

ジェームズ氏は証言の中で、バークレイズの元トレーディング 事業幹部、スティーブン・キング氏から電子メールを受け取ったこと を明らかにした。証言によると、このメールには購入したオプション 取引を20億ドル上回るオプションを売却したかどうか、あるいは売 却したオプション額を40億ドル上回るオプションを保有していたか どうか、リーマンは「まったく分かっていなかった」と書かれていた。

電子メールの日付は、バークレイズが証券部門の買収を完了し た2008年9月22日。リーマンが連邦破産法11条(会社更生法に 相当)の適用を申請してから1週間後だった。

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