日産・ルノー:韓国で生産能力拡大へ、円高対応で拠点分散-ゴーン氏

フランスのルノーと日産自動車 の連合は韓国での生産拡大を計画している。カルロス・ゴーン最高経 営責任者(CEO)は、円高への対応として生産拠点を分散化するた めだと説明した。

同CEOは30日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開 催された報道関係者らとの会議で、「円相場の上昇と人民元の競争力 を考えると、韓国での生産能力のある企業は有利だ」とし、生産拠点 を分散すれば「為替相場に異常な事態が起こっても、1つのかごにす べての卵を入れていたような状態にはならない」と語った。

ルノーは8月10日に、破産法の適用を受けている韓国の双竜自 動車の買収を断念したことを明らかにし、韓国での事業拡大について 他の選択肢を探る考えを示した。ルノーが80%を保有するルノー・ サムスンは、韓国の釜山(プサン)の工場で日産のサニーを生産し中 東に輸出している。

ゴーンCEOはこの日、日産は韓国から年間5万台を中東に輸出 していると述べた。生産能力24万台の同工場ではルノーのセダン 「ラティチュード」も欧州、中東向けに生産している。

ブルームバーグ相関加重通貨指数によると、円は年初から14% 上昇し、先進国通貨の中で上昇率トップ。24日には一時1ドル=83 円60銭を付けた。

ゴーンCEOによると、日産は今年度(2011年3月期末)に中 東と北アフリカで20万台の販売を目指している。地域責任者のジ ル・ノルマン氏によれば、中東・北アフリカ・インドでの販売台数は 8月に前年同期から27%増えた。

同氏はまた、日産がイランへの自動車輸出を「当面」継続するが、 イランへの国連制裁に関して日本政府に協力していると述べた。

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