産金業界のM&A、金相場上昇でさらに増加へ-豪ニュークレスト

オーストラリア産金最大手のニュ ークレスト・マイニングは産金業界について、金相場の上昇があらた な企業買収を促すとの見通しを示した。同社はパプアニューギニアの リヒール・ゴールドを94億ドル(約8000億円)で買収することで合 意している。

ニュークレストのイアン・スミス最高経営責任者(CEO)は30 日、記者らとの電話会議で「金相場が現行水準にとどまるか、専門家 の一部が言うように若干上昇することになれば、産金業界の手元資金 が潤沢になり、企業の合併・買収(M&A)が促される」と述べた。

金現物相場は6月21日に1オンス=1265.30ドルと、過去最高値 を記録。このままいけば、年間ベースの騰落率が10年連続でプラスと なる。英調査会社GFMSによると、投資家が金融不安や通貨安、イ ンフレに対する備えを強化する中、年内に少なくとも1300ドルに達す る可能性があるという。

メリルリンチのアジア太平洋金属・鉱業セクター向け投資銀行業 務責任者のグレッグ・フォルニア氏(香港在勤)は3日、金相場が堅 調なため、今年は業界内のM&Aのペースが上向いているとの認識を 示した。ブルームバーグの集計データによると、産金会社が今年これ までに完了または計画しているM&Aの規模は計375億ドルと、昨年 1年間の合計の2倍以上。

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