アジア株は「売り」、業績鈍化や世界景気低迷で一段安も-ドイツ銀

ドイツ銀行のアジェイ・カプール 氏は、企業業績の伸び悩みや世界景気低迷で株価が一段安になる前に アジア株を売るよう勧めた。

カプール氏はアジア株式戦略チームの責任者就任後初のリポート で、将来の米国の輸入と経済活動を示す指標の低下に言及し、これは 歴史を振り返れば一段安の前兆だと指摘。アジアは世界で最も株価が 割高な地域の一つであり、金融株や不動産株は下落リスクが最も大き いと述べた。

同氏は27日付のリポートで「成長見通しは急激に弱まっている。 株式市場は気づいていないようだ」とし、「投資家は群れの心地よさか ら抜け出し、資金と顧客を守るための行動を取るべきだ」と記した。

世界同時不況からの回復が危機にさらされているとの懸念を背景 に、MSCIアジア太平洋指数は4月15日に付けた1年8カ月ぶり の高値から8.5%下落している。カプール氏は投資家が現金比率を引 き上げ、将来の損失に備えてプロテクションを購入すべきだと指摘。 MSCIアジア太平洋指数の下落時にアンダーパフォームとなる傾向 のある株式の空売りと、景気変動に業績が比較的左右されないディフ ェンシブ銘柄の買いも推奨した。

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