【テクニカル分析】豪ドル、対円で約1カ月ぶりの高値へ上昇も

上田ハーローのシニアアナリスト、 山内俊哉氏によると、テクニカル分析の観点から、豪ドルは円に対し て約1カ月ぶりの高値水準となる1豪ドル=79円台半ば付近まで上 昇する可能性がある。

山内氏は30日のインタビューで、豪ドル・円相場について、日ベ ースの一目均衡表の基準線を上抜けていることや相場の買われ過ぎ・ 売られ過ぎを判断するのに用いられるテクニカル指標の一つ、スロー ストキャスティクスで買いサインとなる「ゴールデンクロス」が出て いることから、「目先は戻りを試す展開もありそうだ」と指摘した。

豪ドルは今月24日に約7週間ぶり安値となる73円58銭を付けた が、その後反発し、30日には一時、77円台半ばまで値を戻した。31 日の東京市場では75円40銭付近で推移している。

山内氏は、当面は7月下旬に付けた直近高値の79円40銭あたり が豪ドルの戻りのめどになると予想。ただ、一目均衡表の転換線が基 準線を下回っていること、当日の終値を26日前にずらして記入した 「遅行スパン」が「雲」の下にあることなどを理由に、豪ドルの「さ らなる上抜けは難しい」と分析している。

一目均衡表を見ると、過去9日間の高安値の平均値を結んだ「転 換線」は31日時点75円55銭に位置し、過去26日間の高安値の平均 値を結んだ「基準線」は76円51銭を通っている。2本の先行スパン で挟まれた価格帯、「雲」の下限は現在、76円80銭。

スローストキャスティクスは、「%D」と長めの「スロー%D」と いう2本のラインで構成され、一般的に30%や20%以下とされる「売 られ過ぎゾーン」で%Dラインがスロー%Dを下から上に突き抜ける と「買いサイン(ゴールデンクロス)」、70%や80%以上の「買われ過 ぎゾーン」で上から下に抜けると「売りサイン(デッドクロス)」とさ れる。

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