米インテル:独インフィニオンの無線部門買収へ、14億ドル

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半導体メーカー最大手の米インテ ルは、同業で欧州2位の独インフィニオン・テクノロジーズのワイヤ レス部門を現金約14億ドル(約1200億円)で買収することで合意 した。携帯電話関連事業への参入を図る10年来の取り組みを前進さ せる。

インフィニオンの30日の発表によると、買収は2011年1-3 月(第1四半期)中に完了する予定。

ハンブルガー・スパーカスのアナリスト、マルコ・ギュンター氏 は「双方にとって良い取引だ」として、「インテルは成長著しいスマー トフォン(多機能携帯端末)の市場で立場を強化し、インフィニオン は景気循環型の事業がうまくいっているときにワイヤレス部門を処分 できる。価格も予想とほぼ一致している」と話した。

インテルはセキュリティーソフトの米マカフィーの買収を発表し たばかり。ポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)はパソコ ン市場への依存を低下させようとしている。米アップルの「iPho ne(アイフォーン)」はインフィニオンの無線通信向け半導体を採用 している。インテルはこれらスマートフォン向け半導体の市場に足場 を築きたい考えだ。

一方、インフィニオンは不採算部門を売却し、自動車や工場向け など市場シェア最大を確保できる市場に集中する方針とみられる。携 帯電話向けの市場では米クアルコムに後れを取っている。

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