米国の投資適格級社債、ジャンク債上回るリターン-景気減速観測で

米国の投資適格級社債のリター ンが、ジャンク(投機的格付け)債を上回っている。投資家の間で、 景気減速の影響を乗り切る公算が大きい発行体に人気があることが 背景にある。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数データ によると、ウォルマート・ストアーズやオラクル、メルク債など最 上級トリプルA格付けの社債は、今月のリターンが1.36%と、ジャ ンク債の0.08%を上回っている。今年これまでのリターンはそれぞ れ9.7%、8.5%となっており、その差は2008年に信用市場が凍結 状態になって以来最大だ。

成長鈍化の兆しを受け、バーナンキ米連邦準備制度理事会(F RB)議長は27日、金融当局は景気の二番底を防ぐため、「あらゆ る可能な手段を講じる」と表明した。投資家の安全志向は強く、現 金を積み上げ債務を圧縮した企業が人気を集めている。

アライアンスバーンスタインのグローバル・クレジット・イン ベ ストメント共同責任者アシシュ・シャー氏は「緩慢な経済成長は、 投資適格級債にとって理想的な環境だ」と指摘した。

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