米リセッション再突入リスクで議論、FRB議長の課題鮮明に-シンポ

米カンザスシティー連銀主催の 年次シンポジウムに出席した、米景気循環の時期を判定するエコノ ミストらの見解は、同国経済が再びリセッション(景気後退)に陥 る確率をめぐり分かれており、成長維持のために「あらゆる可能な 手段を講じる」と27日に表明したバーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長が直面している課題が浮き彫りとなった。

全米経済研究所(NBER)の景気循環判定委員会メンバーの 米ハーバード大学のマーティン・フェルドシュタイン教授(経済学) は、「二番底に陥るという重大なリスクが依然存在する。確率は恐 らく約33%だろう」と述べた。同じく委員会メンバーのプリンスト ン大学のマーク・ワトソン教授はフェルドシュタインの示した確率 は「かなり高過ぎる」と述べ、「10%あるいはひょっとしたら5% かもしれない」とした。

ワイオミング州ジャクソンホールで開かれた同シンポジウムで の政策当局者やエコノミストの議論では、リセッション入りの確率 をめぐる同様な見解の相違がみられた。

ニューヨークに拠点を置くヘンリー・カウフマンのカウフマン 社長はシンポジウムでインタビューに応じ、「経済成長ペースが鈍 化してきたことから、景気の先行きの見極めが試みられている」と 指摘。「FRBは、現段階では追加緩和に傾いているが、実施する 保証はない」と述べた。

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