英中銀副総裁:追加刺激必要になる可能性-バブル抑制困難(Update1

イングランド銀行(英中央銀行) のビーン副総裁は、リセッション(景気後退)の後遺症が引き続き景 気を阻害しており、景気回復を維持するために追加的な金融刺激策が 必要になる可能性があると語った。

ビーン副総裁は28日、米ワイオミング州ジャクソンホールで開 催されたカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウムで講演し、 「レバレッジ解消のプロセスは終わっておらず、景気回復はなお脆弱 (ぜいじゃく)だ。余剰生産能力もかなりの部分がまだ解消されてい ない」と指摘。「順調な景気回復を維持するために追加的な政策措置 がまだ必要かもしれない」との見方を示した。

追加刺激策の必要性をめぐっては、英中銀の金融政策委員会(M PC)メンバーの意見が分かれている。キング総裁は8月11日、米 景気が減速し、英国の最大の貿易相手であるユーロ圏の経済が債務危 機によって脅かされる中で、英国の成長ペースがこれまでの見通しよ りも弱くなると予想した。

ビーン副総裁はまた、各国中央銀行の金融政策に信用危機を招い た責任はないと述べ、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議 長の意見に同調する考えを明らかにした。

副総裁は前回の経済ブームの間に大幅な金利の引き上げを行うこ とによってのみ、信用危機を防ぐことができたかもしれないが、はる かに弱い成長という犠牲を強いられただろうと説明。「一般的に言え ば、受け入れ難い副作用で経済活動に打撃を与えることなく、信用バ ブルあるいは資産バブルを確実に抑制する手段として、金融政策は不 十分と思われる」と付け加えた。

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