【個別銘柄】輸出、セガサミH、トレンド、明電舎、第一生命、トヨタ

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連:キヤノン(7751)が前週末比2.4%高の3585円、ホン ダ(7267)が1.6%高の2855円。日本銀行の臨時の金融政策決定会合 開催を受け、追加的な金融緩和策への期待から為替相場で円安が進行、 収益悪化懸念が後退した。円は対ドルで1ドル=85円91銭まで下落、 前週末の84円台前半からドル高円安となった。ただ日銀の金融緩和策 公表後は85円20銭近辺まで円が買われ、関連株の上げも縮小した。

セガサミーホールディングス(6460):1.3%高の1320円。12月 1日付で子会社のセガトイズ(7842)、トムス・エンタテインメント (3585)、サミーネットワークス(3745)の3社を株式交換で完全子会 社化することを決定した。株式交換比率はセガサミH1に対し、セガト イズ0.33、トムス0.26、サミーネト333。3銘柄はいずれもストップ 高(制限値幅いっぱいの上昇)配分となり、セガトイズが25%高の400 円、トムスが26%高の246円、サミーネットが19%高の31万6000円。

トレンドマイクロ(4704):5.8%高の2354円。インターネット経 由で利用者にソフトウエアや情報システムを提供する「クラウドコンピ ューティング」による中期成長力評価が継続するなか、為替市場での円 高一服で円安メリット期待も株価を押し上げた。

明電舎(6508):3.5%高の266円。一時7%高まであり、1月4 日(8.2%高)以来、7カ月超ぶりの上昇率を記録した。太陽光発電シ ステムの基幹部品で、中国の公的機関による認証を取得した。中国での 同分野の将来展開に対する期待感が高まった。

第一生命保険(8750):5.5%高の10万3300円。一時は7.4%高 と、7月28日(7.5%高)以来、約1カ月ぶりの日中上昇率を記録した。 9月1日付でラッセル/ノムラ日本株インデックスに採用されるため、 同指数採用に絡むパッシブファンドなどの組み入れ期待から買いが入っ た。

トヨタ自動車(7203):0.4%安の2930円。シティグループ証券は 27日付で同社株の投資判断を「買い」から「ホールド」に1段階引き 下げた。目標株価は3300円で、従来の3790円から引き下げた。

明光ネットワークジャパン(4668):2.7%高の652円。早稲田ア カデミー(4718)とさらなる難関校合格実績の向上を目指し、教育事業 で業務提携すると発表した。コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは 提携について、「補習型の塾が主体で、難関校受験には強くない明光ネ ットにとってのメリットが相対的に大きい」と指摘している。早稲田ア カは同2.8%高の658円。

双日(2768):1.5%高の140円。中国政府が国家事業として取り 組む河北省の大型工業団地「曹妃甸(そうひでん)工業区」の開発に参 画すると30日午前、正式発表した。現地で開発を主導する政府系企業 と提携、双日は汚泥処理を含むリサイクル関連発電事業や海水淡水化な ど水処理関連事業などで協力するという。

NEC(6701):1.9%高の220円。米医療ベンチャーのソマロジ ックに出資し、血中のたんぱく質で病気のリスクを判定するシステムを 開発すると30日午前に発表した。ソマロジックの技術とNECのIT (情報技術)を組み合わせ、疾病の早期予防や医薬品開発などの新サー ビスに生かす。

今仙電機製作所(7266):2.4%高の1088円。米テネシー州マウント プレザント市に自動車用シートアジャスタの新工場を建設すると27日 に発表、顧客拡充や生産効率の向上などが期待された。同社経営企画部 の阿部隆行氏によると、新工場は同社にとって北米第2の生産拠点とな る予定で、「顧客先が増えることになりそうだ」という。

協和発酵キリン(4151):2.6%高の878円。がん性疼痛治療剤 「KW-2246」の追加臨床試験を実施すると27日に発表した。追加試 験に一定の時間がかかるためいったん承認申請を取り下げるとしたが、 これによる業績への影響は軽微とされ、PBR(株価純資産倍率)など 株価指標の割安さを評価する流れが継続した。

セルシス(3829):8.8%安の12万円。クリエイターサポート事業 の売上高が想定を下回る見通しとなったことを受け、10年10月期の単 独当期純利益予想を3億600万円から2億9800万円に2.6%引き下げ た。前期比では9.2%の増益。

丸千代山岡家(3399):11%安の11万1000円。消費マインドの悪 化や夏の猛暑などで客単価が下落、上半期(2-7月)の単独当期純利 益は3500万円にとどまったもよう。前回予想は56%の増益だったが、 30%の減益となる。11年1月期業績予想は現在精査中。

フージャースコーポレーション(8907):1.9%高の1万4670円。 つくばエクスプレス「八潮」駅から徒歩6分程度のところに新規マンシ ョン分譲用地1227平方メートルを取得、収益への好影響が期待された。 竣工予定は11年10月で、総戸数は32戸。

協同飼料(2052):4.1%高の101円。発行済み株式総数の1.51% に相当する150万株を上限に自己株式を取得すると前週末に発表、株式 需給の改善などが期待された。取得期間は30日から9月30日まで、上 限金額は2億円。

日本精工(6471):1.9%高の528円。大塚紀男社長が日本経済新 聞社の取材に応じ、「中国での売上高は13年3月期に(前期比61%増 の)1000億円になりそうだ」と語ったと、28日付の同紙朝刊が報じた。 17年3月期には同国での売上高を2000億円規模にする考えも表明、海 外事業の拡大などが期待された。

ダイキサウンド(3350):6.7%高の2720円。自社レーベルを有す る連結子会社のディスカスと高齢者向け商品を扱うe-musicの全株式を コピーライツ・ヴィジョンに売却、業務効率向上に取り組む意向を示し たことが好感された。

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