HOYA:全役員報酬の個別開示検討、株主意向踏まえて情報開示強化

外国人投資家の出資比率が過半 数を超えているHOYAは、全役員の報酬を個別に開示することを検 討している。株主の意向を踏まえて情報開示を強化する一環。実現す れば上場企業で初の取り組みになる可能性がある。

HOYAの伊藤直司IR広報グループマネジャーが27日、明ら かにした。全役員報酬個別開示は6月の株主総会に株主提案で出され た。議案は否決されたが賛成率が45%に達したことで、実現に向け て検討を進める。現状の制度では報酬が1億円以上の役員の個別開示 が義務付けられており、HOYAは総会で3人分の氏名と報酬を開示 した。

総会では株主提案議案説明量を4000字に拡大する議案も出され たが否決(賛成率43%)された。この点についてHOYAはすでに 8月の取締役会で現行の400字という制限を撤廃、株主の権利を拡大 した。HOYAの外国人持ち株比率は3月末で53.6%と1年前に比 べて2.3ポイント上昇した。

プライスウォーターハウスクーパースの白井正人・人事チェン ジマネジメントディレクターは、われわれが把握している限りで全役 員の報酬を個別に開示している上場企業はないと前置きした上で「企 業の透明性向上、情報開示強化につながる姿勢は、株主や投資家に評 価されるだろう」と述べた。HOYA株の27日終値は前日比52円 (2.8%)高の1882円。26日には今年最安値の1800円を付けた。

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