米国株(27日):上昇、GDPやFRB議長の景気支援発言で

米株式相場は上昇。バーナンキ 米連邦準備制度理事会(FRB)議長の景気回復支援に関する発言や、 4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)の伸び率が市 場予想を上回ったことが材料視された。週間ベースでは、主要株価指 数は3週連続安となった。

アルコアやエクソンモービルが上昇し、S&P500種株価指数 の業種別10指数のうち、素材と石油・ガスを押し上げた。バーナン キ議長は、景気回復の継続を確実にするため連邦公開市場委員会(F OMC)は「あらゆる可能な手段を講じる」と表明した。ボーイング も上昇。3PARは、ヒューレット・パッカード(HP)が3PAR に対する買収案を1株当たり30ドルに引き上げたことが好感され、 買いを集めた。

S&P500種株価指数は前日比1.7%高の1064.59。週間では

0.7%安となった。ダウ工業株30種平均は164.84ドル(1.7%) 上げて10150.65ドル。週間では0.6%安だった。

ジェフリーズ・グループのチーフ市場アナリスト、アート・ホー ガン氏は、「一部でGDPの数字が好感された。われわれはGDPが 今週の大きな悪材料になると考えていた」とした上で、「加えて、バ ーナンキ議長の発言もプラスだった。景気の見通しを明確に語ったの は評価できる」と述べた。

米商務省が発表した第2四半期の実質国内総生産(GDP、改定 値、季節調整済み、年率)は前期比1.6%増加と、速報値の2.4か ら下方修正されたものの、エコノミストの予想中央値(1.4%増) を上回った。

「それほど悪くない」

ヘネシー・アドバイザーズの資産運用マネジャー、フランク・イ ンガーラ氏は、「GDPの数字は悪かったが、予想ほど悪くはなかっ た」と分析。「予想されていたのは1.3%、1.4%増だ。今週かなり 売られたのはそのためだ。誰もがひどい数字が出ると見込んでいた」 と述べた。

10時に発表された8月の消費者マインド指数が市場予想を下回 ったほか、インテルが業績見通しを引き下げたことを手掛かりに、S &P500種は一時上げを失う場面もあった。8月のロイター・ミシ ガン大学消費者マインド指数(確定値)は68.9と、速報値の69.6 から下方修正され、市場予想(69.6)も下回った。

その後株価は再び上昇。S&P500種のエネルギー株指数は

2.8%高と、主要10業種中で2番目の上げとなった。バーナンキ議 長は、成長が減速した場合に取り得る選択肢も明らかにした。

デュポン、フリーポート

米石油最大手、エクソンモービルは2.3%高の59.80ドル。第 2位のシェブロンは2.2%上げて74.93ドル。

米化学3位のデュポンは3.9%上昇し41.01ドル。アルミ生産 で米最大手のアルコアは3.1%上げて10.32ドル。株式を公開して いる銅生産会社としては最大手の米フリーポート・マクモラン・カッ パー・アンド・ゴールドは6.1%値上がりし、71.20ドル。S&P 500種の素材株指数は2.9%高と、主要10業種中で最大の上げとな った。

資本財株指数は2.1%上昇。ボーイングが3%高の63.16ドル と大きく上げた。ゼネラル・エレクトリック(GE)は1.5%上げ て14.71ドル。

3PARは25%急伸し、32.46ドル。HPは、3PARに対す る買収案を1株当たり30ドルに引き上げた。3PARは、デルが提 示した同27ドルでの買収案を受け入れると表明していた。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori +1-212-617-6107 smori1@bloomberg.net Editor: Akiko Nishimae 記事に関する記者への問い合わせ先: Nikolaj Gammeltoft in New York at +1-212-617-1061 or ngammeltoft@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Michael Regan at +1-212-617-7747 or mregan12@bloomberg.net

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