米インフレ、04年のような予想外の加速も-ストック、ワトソン氏

全米経済研究所(NBER)の 景気循環判定委員会メンバーのジェームズ・ストック、マーク・ワト ソンの両氏は、高水準での失業が続くなかでインフレが加速し、 2004年に見られたような予測モデルから逸脱した物価上昇が再び起 こる可能性があるとの見方を示した。

ハーバード大学教授のストック氏とプリンストン大学教授のワト ソン氏は27日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれている米 連邦準備制度理事会(FRB)のシンポジウムでリポートを発表し、 「04年の物価上昇に対する説明がない状況では、この先数四半期に おいて物価が同様の思いがけない上昇を見せる可能性を排除できない」 と指摘した。

インフレ率は現在、FRBが望ましいと考える水準を下回る。6 月の個人消費支出(PCE)価格指数の食品とエネルギーを除くPC Eコア価格指数は前年同月比1.4%上昇と、政策当局が望ましいと 見なす1.7-2%を下回っている。

ストック、ワトソン両氏は、03年10-12月(第4四半期)に

1.5%だったインフレ率が1年後に2.2%に上昇したことは、FRB の政策当局者らを驚かせたと説明。03年8月に開催された米連邦公 開市場委員会(FOMC)会合の議事録では、メンバーらが「すでに 低水準にあるインフレがこの先上昇する可能性より、インフレ率の大 幅かつ望ましくない低下が起きる可能性の方が、若干ではあるものの 上回っていると見なした」と記された。

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