豪ドルは約1年ぶり安値へ、米景気後退観測で-FⅩコンセプツ

世界最大の通貨ヘッジファンドの FXコンセプツは、オーストラリア・ドルが12月までに約1年ぶりの 安値となる1豪ドル=0.80米ドルに向かって下落するとの見通しを 示した。データで米国のリセッション(景気後退)が示唆されており、 投資家がリスク資産を処分しているためだという。

米商務省が27日発表する4-6月(第2四半期)の実質国内総生 産(GDP)改定値は速報値から下方修正されると予想されている。 7月の米国の雇用が2カ月連続で減少したと発表された8月6日以降、 豪ドルは3.3%下落している。豪準備銀行(中央銀行)は、世界経済 見通しの悪化や豪インフレ率の鈍化を背景に、5月以降政策金利を据 え置いている。

FXコンセプツのニューヨーク在勤運用担当者スコット・エイン ズズベリー氏は、「米国の問題による世界への影響は避けがたい」と し、「米国の株式相場が下げ始め、製造業の数字から再びリセッション (景気後退)入りしたことが示されれば、豪ドルや世界の商品相場、豪 州の経済要因にもマイナスとなるだろう」と指摘した。

豪ドルはシドニー時間午後2時18分(日本時間同1時18分)現 在、0.8861米ドル。前日のニューヨーク市場では0.8863米ドルだっ た。ブルームバーグ・ニュースがエコノミストを対象に集計した年末 までの予想の中央値は0.88米ドル。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE