FRBは引き締めによる株式ブーム抑制検討を-クリスティアーノ教授

米連邦準備制度理事会(FRB) は与信の伸びに応じた金融引き締めによる米株式ブームの沈静化を検 討すべきだ。米ノースウエスタン大学のローレンス・クリスティアー ノ教授(経済学)がこう指摘した。同教授はミネアポリスとアトラン タの両地区連銀に助言を提供している。

クリスティアーノ教授はほか3人と共同で作成した報告書で、金 融当局者が資産バブルの間に政策金利を低過ぎる水準にとどめるのは、 そうした時期には通常インフレ率も低水準だからだと指摘した。同報 告書は27日に米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれるFRB の経済シンポジウムに提出される。

同教授は「インフレ期待に重きを置き過ぎる金利政策ルールは、 株式市場で利益を損ねるボラティリティ(変動性)をもたらしかねな い」と指摘。「与信の伸びに(インフレ見通しを設定するという役割 を超えて)独立した役割を認めるよう政策ルールを修正することが役 立つ可能性を、データとシミュレーションは示唆している」と説明し た。

同教授の見解は、資産バブル阻止に向けては金利よりも規制が用 いられるべきだとするバーナンキFRB議長の見解とは対照的だ。F RB当局者らは、先月成立した金融規制改革法案に続き、バブルへの 対処法の検討を進めており、その中で金融安定化にとっての脅威を軽 減することが求められている。

フェデラルファンド(FF)金利の適正水準を算出する法則「テ ーラー・ルール」の提唱者である米スタンフォード大学のジョン・テ ーラー教授などは、FRBが2003-04年に金利を低過ぎる水準で維 持したことが過去70年で最悪のリセッション(景気後退)をもたら した住宅バブルにつながったと批判している。

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