S&Pワイス氏:中国の不動産急騰は成長への主要なリスク

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)のチーフエコノミスト、デービッド・ワイス氏 は27日、中国の不動産価格の「急騰」は同国の成長にとって主要なリ スクだとの見解を示した。S&Pは中国の今年の経済成長率を10.3% と予想している。

同氏は香港で記者団に対し、不動産市場は「かなり好調なようで、 上昇し続けてきた。これは典型的なバブルだ」と指摘。さらに、「持続 不可能な」水準まで値上がりし続けており、いずれ「下落するだろう」 との見方を示した。

中国国際信託投資(Citicグループ、中信集団)によれば、 不動産セクターの不動産投資や関連業界を通じた中国経済への寄与度 は約20%となっている。中国政府は4月以降、過去最大となった与 信の伸びで刺激された需要を沈静化するため、不動産開発企業による 先行販売を規制したほか、3軒目の住宅購入向けローン供与を禁止して いる。

ワイス氏は「中国の景気は依然、堅調な軌道にある半面、欧州の不 透明感を背景に来四半期は若干軟化することを見込んでいる」と述べ、 商品価格の上昇も同国の経済成長を抑制する可能性があるとの考えを明 らかにした。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE