協和キリン株が大幅続伸、抗体医薬品の成長を期待-みずほ証が格上げ

キリンホールディングス傘下の製 薬会社、協和発酵キリンの株価が大幅続伸。前日比4.4%高の855円ま で買われ、約1週間ぶりの水準に値を戻した。化学合成でつくられる医 薬品より副作用が少ないと期待される抗体医薬品の事業が順調に進展し ており、業績を押し上げるとみられている。

みずほ証券は26日付で同社株の投資判断を「中立」から「アウト パフォーム」に1段階上げた。足元の株価下落で、同証がカバーする医 薬品銘柄に比べて株式指標面での割安感が強まったことが背景。目標株 価は、のれん考慮後の5年後の業績予想で株価収益率(PER)12倍 に当たる950円。

担当アナリストの田中洋氏は「抗CCR4抗体『KW-0761』は、 2012年に日本で発売できるとみられるうえ、米国でも同薬のがん領域 での開発・商業化権を買い戻したことで、抗体医薬品ビジネスが今後現 実の収益となって業績に寄与し始める」と述べている。

KW-0761は、抗体医薬品の効力を高める自社開発のポテリジェ ント技術を活用した自社第1号抗体医薬品。日本では第2相臨床試験を 実施しており、11年にも新薬承認を申請する計画。米国ではバイオ大 手アムジェンが末梢性T細胞リンパ腫を対象にフェーズⅠ/Ⅱa試験を 実施中。協和キリンは7月にアムジェンが留保していた0761のがん領 域でのオプション権を約18億円で買い戻した。

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