KDDI株7年ぶり安値、移動通信費用懸念-みずほ格下げ

KDDIの株価が7年超ぶりの安 値を付けた。スマートフォン(多機能携帯電話)端末投入によるコスト 増などで移動通信事業の業績鈍化を懸念する声が出て、売りが優勢とな っている。株価は前日比1.8%安の40万4000円まで下げ、2003年5月 21日以来、約7年3カ月ぶりの安値を更新した。

みずほ証券は26日、投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュ ートラル」、目標株価51万8000円から43万円に引き下げた。高橋篤 朗アナリストは「移動通信事業の先行きを保守的に見直し」(26日付 リポート)、業績予想を減額したと述べている。

同証券では、移動通信事業の営業利益予想を11年3月期は従来比 2%減の4238億円、12年3月期は同17%減の3616億円に減額した。 11年3月期全体の連結営業利益は4377億円を予想。会社側予想4450 億円を1.6%下回る。

高橋アナリストは「会社側は12年3月期に積極的なスマートフォ ン端末投入を目指しており、小康を保っていたコスト構造が再び不安定 化する可能性があると考える。ワイヤレスBBデバイス後発の同社がソ フトバンクモバイル、NTTドコモに伍するためには相当の拡販力が必 要になろう」と指摘している。

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