【個別銘柄】輸出、メルシャン、ルネサス、ソースネク、りそな、東武

きょうの日本株市場で、株価変動 材料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:ソニー(6758)が前日比2.7%高の2439円、ホンダ (7267)が1.6%高の2811円など総じて上げた。仙谷由人官房長官は 27日の閣議後会見で、この日の閣僚懇談会で日本銀行との連携強化を 求める声が多数を占め、円高対策を早急に打ち出す方向で閣僚が一致し たことを明らかにした。菅直人首相は27日、円高対策の方針を表明す る考え。円高に対する過度の不安が和らぎ、午後に買いが増加した。

メルシャン(2536):10%高の163円。キリンホールディングス (2503)は27日、同社を株式交換で完全子会社化すると発表した。メ ルシャンの1株にキリンの0.14株を割り当て交付する。メルシャンは 11月26日に上場廃止となる予定。交換比率にさや寄せする格好でメル シャンが買われる一方、キリンHDは1.1%安の1175円と売られた。

ルネサスエレクトロニクス(6723):7.5%高の735円。「100日 プロジェクト」の効果を織り込む局面になったなどとし、JPモルガン 証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウエート」へ引き 上げた。目標株価は1000円。

ソースネクスト(4344):5000円(21%)高の2万8810円とスト ップ高(制限値幅いっぱいの上げ)で、東証1部値上がり率2位。中国 のネット検索最大手「百度(バイドゥ)」の日本法人と業務提携するこ とで基本合意した、と午後に発表。将来的な収益寄与を見込む買いが膨 らんだ。両社は、中国や日本でのサービスやソフトウエアの開発・提供 で協力し合う計画。

りそなホールディングス(8308):4.2%安の872円。政府から注 入を受けた公的資金のうち優先株4257億円(簿価4000億円分)を返済 する、と前日発表。潜在株式の減少や今後の公的資金返済にかかわる不 透明感の後退から朝方は買いが先行したが、事前に報道されていたこと でサプライズに乏しく、買いは続かなかった。今後の公的資金返済には 依然相当の時間がかかる、との見方から次第に売りが増えた。

愛知時計電機(7723):18%安の226円。札幌支店で不適切な会計 処理が行われていたことが判明したと27日午後に発表した。同支店副 支店長が1998年度以降、架空の売り上げを計上、一部の取引について は売掛金を回収するために架空の仕入れを計上し、販売先からの入金を 偽装していた。不適切な会計処理による損失は累計で約14億円になる としている。

協和発酵キリン(4151):4.5%高の856円。みずほ証券は26日、 投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に上げた。株価下落で、 同証がカバーする医薬品銘柄に比べ株式指標面での割安感が強まったこ とが背景。田中洋アナリストは、「抗CCR4抗体『KW-0761』は 2012年に日本で発売できるとみられる上、米国でも同薬のがん領域で の開発・商業化権を買い戻したことで、抗体医薬品ビジネスが今後現実 の収益となって業績に寄与し始める」と指摘した。

ミヤチテクノス(6885):6.1%高の456円。いちよし経済研究所 は26日、レーティングを従来の「B」から「A」に引き上げた。新製 品群の拡販が二次電池、太陽電池など成長期待分野で進んでいる点など を評価した。目標株価は850円。

KDDI(9433):1%安の40万7500円。一時40万4000円と、 7年超ぶりの安値まで下げた。みずほ証券では26日、11年3月期の会 社側連結営業利益計画の下振れや12年3月期の営業減益を予想し、投 資判断を「アウトパフォーム」から「中立」へ引き下げた。新たな目標 株価は43万円。

ヘリオス テクノ ホールディング(6927):主力のジャスダック市 場で18%高の233円。発行済株式数の29.3%に相当する650万株、17 億円を上限に自己株式の取得を行う。取得期間は27日から9月24日ま でで、東証の自己株式立会外買付取引で買い付けを委託する。主要株主 から保有株式の一部について応じる意向との連絡を受けているという。

ニッセンホールディングス(8248):主力の大証1部で2%高の 353円。8月度(7月21日-8月20日)の単体売上高は前年同月比

7.6%増と、3カ月連続でプラスとなった。うちインターネット経由の 売上高は15%増だった。

東武鉄道(9001):1.7%高の485円。独立系調査会社TIWは26 日、株価判断を「2(ニュートラル)」から「2プラス(ややポジティ ブ)」に引き上げた。鉄道旅客運輸収入が想定を上回って11年3月期 業績の上振れ可能性があるほか、「東京スカイツリー」の人気スポット 化による波及効果も評価されるという。

シコー(6667):ストップ高(3万円)となる27%高の13万9400 円。東洋経済四季報オンライン版は27日、スマートフォンブームで携 帯電話に搭載される主力製品のオートフォーカスリニアモーターの需要 が好調で、10年12月期業績は一段の上振れの可能性が高まっていると 伝えた。営業利益予想は会社側計画の8億5000万円に対し、前期比20 倍の13億6000万円と独自に試算した。

日本アンテナ(6930):1.7%高の610円。27日午前8時45分の 大阪証券取引所の立会外取引市場で自己株式取得取引の委託を行った。 取得価格は26日の終値600円で、取得株数は33万9200株。

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