香港の華潤創業:買収に最大約600億円投資も、年内に-ライCFO

中国政府系で香港の複合企業、華 潤創業(チャイナ・リソーシズ・エンタープライズ)は、年内に企業 の合併・買収(M&A)に最大55億香港ドル(約600億円)を投じる 可能性がある。同社の今年1-6月(上期)の純利益は前年同期の3 倍余りに拡大した。

同社の最高財務責任者(CFO)フランク・ライ氏は26日、小売 りとビール、非アルコール飲料、食品の「全4部門で現在、交渉を行 っている」と明らかにした。買収対象の具体的な企業名は挙げていな い。華潤創業は英ビールメーカー、SABミラーと提携している。

上期の純利益は42億4000万香港ドルと、前年同期の11億6000 万香港ドルから増加。2900店舗を抱える小売り事業が寄与した。6月 には、香港2位のコーヒー店チェーン、パシフィック・コーヒー・グル ープの経営権を取得すると発表している。中国市場で米スターバックス の追撃が狙いだ。

ライ氏は、大型スーパーマーケット200店の一部にコーヒーショ ップを開き、「顧客がくつろげるようにする」と述べ、「中国のコーヒ ー市場を開拓する好機だ」と指摘した。一方、スターバックスのハワ ード・シュルツ最高経営責任者(CEO)は4月、同社は中国に現在 約380店舗を構えるが、将来的に「数千」店舗を目指すとしている。

華潤創業のライ氏は買収資金の調達方法については触れなかった が、同社の現金および預金残高は6月末現在で143億香港ドルと昨年 末から68%増加している。

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