スペイン、数億ユーロの税徴収が遅れる公算-監査めぐる裁判所判断で

【記者:Ben Sills and Charles Penty】

8月26日(ブルームバーグ):スペインの売上税を監査する制度 を違法とする裁判所の判断を受けて、スペイン政府による「数億ユー ロ」に上る税の徴収が遅れる可能性がある。税務当局の報道官が明ら かにした。

報道官は、2006-08年の納税通知書に異議を唱えた約1万9000 人が徴収手続きの不備を理由に主張が認められるとの見通しを示した。 ただ、その額が50億ユーロ(約5400億円)余りに上ることは否定し た。税務当局は税金を最終的に徴収するため、関係する納税通知書を 出し直す方針。

財務省は26日発表した声明で、「このプロセスは国家財政にいか なる経済的損失ももたらさない」と強調した。

一方 税務当局者の組合は、裁判所の判断が48万件、合計51億 ユーロの税収に影響する恐れがあると指摘。これに対し、財務省は声 明で、「経済や財政赤字をめぐる情勢がとりわけ微妙な時期」にスペイ ンが数十億ユーロの税収を失うとの印象を招きかねないことを考える と、この解釈は「人騒がせ」であり、遺憾だと反論している。

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