海外勢と個人が売り越す、売り買い規模も細る-8月3週日本株需給

8月第3週(16-20日)の日本株 市場では、海外投資家と個人投資家がともに売り越した。米景気の先 行き不安を背景とした円高進行が警戒される中、国内外とも休暇シー ズンに入った影響もあり、両投資家の売り買いの金額規模も細った。

東京証券取引所が26日に発表した同週の投資部門別売買動向に よると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は 2週連続で売り越した。売越額は556億円と、前の週(395億円)か らやや増加。また、個人投資家は2週ぶりの売り越しで、売越額は370 億円(前の週は1230億円の買い越し)だった。

いちよし証券投資情報部の高橋正信チーフストラテジストは、「世 界的な景気先行き不安で海外勢は及び腰。相場の反転期待が薄れ、個 人も押し目買いより見切り売りを優先していることが確認された」と 見ている。8月3週の売り買い代金の合計は、海外勢が前の週に比べ

3.9%減、個人が9.7%減。「日本や欧米で夏休みシーズンに入ったこ とが影響した」と、高橋氏は言う。

同週の日経平均株価は週間で74円(0.8%)下げた。為替の円高 進行で輸出企業の収益懸念が高まった17日に、日経平均は約1カ月半 ぶりに年初来安値を更新した。

一方、年金資金などの動向を反映しているとみられる信託銀行が 2週連続で買い越し、買越額は869億円と前週(539億円)から拡大 した。「債券買い・株式売りが直近で行き過ぎたことを背景に、リバラ ンスの動きが広がった」と、高橋氏は見ていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE